11月13日(日)宇沢弘文について学ぶ

再生

 この日は米子市出身の経済学者宇沢弘文の長女で、内科医の占部(うらべ)まりさんが米子市を訪れ、宇沢弘文が提唱した「社会的共通資本」などについて話しました。「社会的共通資本」とは、水や大気などの「自然環境」や、教育や医療などの「社会的基盤」は利潤を追求する対象にするのではなく、「社会共通の財産」とする考え方です。占部さんは、「宇沢弘文が自己紹介をする時は、いつも生まれ故郷の米子の話を出していた」と話し、子どものころの生活が宇沢弘文のひととなりに大きく影響していることなどを紹介しました。また占部さんは、「教育は押し付けるものではなく、引き出すものだ」と話し、教育環境の重要性を強調しました。この他、宇沢弘文は完全な英語は書けたが英会話が苦手だったことや、車に乗るのが嫌いで、園遊会に出席する時も車の通行証を手に持って、歩いて皇居の門に向かったことなど、娘だから話せる宇沢弘文の素顔を披露しました。米子市では、おととし9月に宇沢弘文が亡くなった後、多くの人にその功績を知ってもらおうと、地元の経済人や一般市民でつくる「よなご宇沢会」が活動をはじめ、講演会や例会を開いています。この日の会は若い世代の人に、宇沢弘文の考え方を理解してもらおうと開きました。よなご宇沢会は今月27日に、米子市でフォーラムを開いて、より多くの人に世界的経済学者の考え方を分かりやすく学んでもらい、今後のまちづくりやひとづくりに活かしたいとしています。


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