10月17日(月)奇祭嫐(うわなり)神事

大山町宮内の高杉神社では、4年に一度「嫐(うわなり)神事」という珍しい祭を行っています。どんな神事なのかご紹介します。

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 女2つに男が挟まれた字を書いて「うわなり」と読みます。大山町宮内で15日、室町時代から行われていると伝わる珍しい祭り「嫐(うわなり)神事」が行われました。この祭りは、氏子の中から選ばれた3人の「打神(うちがみ)」と呼ばれる人が、神懸りの状態となって、茅を束ねて作った打ち杖(うちじろ)で打ちあう神事です。打神は、神懸りの状態になるまえに近くの小川で身を清めたり、神事でお供え物を頂いたりと様々な手順を経て打ち合い式に臨みます。この神事の云われは、その昔大山町の宮内地区に、都の高貴なお方が赴任してきたことから始まります。高貴なお方には、第二夫人の「松姫の命」と第三夫人の「千代姫の命」がいましたが、その2人の霊魂が正妻 細姫(くわしひめ)の命(みこと)に嫉妬して祟りをなしていました。この神事は、この祟りによって次々に起きていた災難を鎮めるために 始まったと云われています。旧暦の9月15日、満月の夜に行われるこの神事には、宮内地区29戸の全ての家から必ず1人は参加します。家によっては、打神に選ばれたことを祝ったり、祭りの参加をきっかけに代替わりする区切りになったりしているということです。嫐(うわなり)神事では、最後に打神の3人が、お供え物のご飯を祭りに訪れた人に配りました。これを頂くと無病息災で過ごせるということです。


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