中浜地区

2020年9月放送

2020.9

【寄會神社(よりあい)】
神社の歴史に詳しい方にお話をうかがいました。
文政5年(1822年)から『寄會神社(よりあい)』と呼ばれるようになった神社です。
神有月に出雲大社に向かう前に八百万の神が集まる所、神々が休息する所、といわれているのが由縁だそうです。

2020.9

今年行われた「とんどさん」の様子をまとめた資料を見せていただきました。



地域には、「おとさん」と言われる講(グループ)があり、
とんどさんの際には、金色の立派なお神輿がかつがれていたようです。
現在では、「おとさん」という講があったことを知る方も少ないとのことです。
文化8年(1811年)から使われているお神輿を見せていただきました。

2020.9

毎年行われている神事ですが、残念ながら今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため
中止となりました。
来年、またにぎやかに開催されるといいなと思います。
(写真は2018年・2019年の様子です。)



【境往来】
境港と米子を結ぶ主要道路、昔のメインストリートです。
現在、人通りは少ないですが、風情があります。

2020.9

【才の木】
地域の歴史に詳しい方々と待ち合わせし、お話をうかがいました。
以前訪れた際に見た立派な才の木は、倒木の危険性があるため、2009年に断腸の思いで切り倒されました。
境港市で現存する才の木は、外江と財ノ木だけ。
この地域の現在の才の木は2代目。初代の松かさから芽が出たものを移植したそうです。
当時20cmほどだった才の木も、約10年経ち、現在は人の身長を超える高さになりました、と嬉しそうに語ってくださいました。

才の木:村の入り口や道の分岐にあり、信仰の神木として大事にされてきました。



【芋代官碑】
飢饉が襲った時にサツマイモを取り寄せ山陰地方へ芋栽培を広めた代官、井戸平左衛門をまつる石碑です。
芋代官の石碑は、鳥取県内に12個あり、そのうちの11個は、弓ヶ浜半島にあります。
残りの1個は青谷にあるそうです。
一番古い石碑は和田町にある石碑で、1865年(芋代官没後100年)に、建立されました。

2020.9

【ツリーハウス】
境往来沿いにある河端さんのお宅におじゃましました。
4年ほど前、息子さんの発案で、もともとあった3本の木を使って建てられたツリーハウス。
まさに、男の憧れです。

2020.9

作ったのは、以前番組でお邪魔した大山町のJupitarian Hillの山ノ内さん。
お邪魔した際にこのツリーハウスのことをお話しされていました。

ツリーハウスに入らせていただきましたが、木の上にいることを忘れてしまうほど心地よい落ち着く空間でした。

2020.9
2020.9

【弓浜絣伝承館】
こちらは、県の施設の一つです。
2年ほど前から、弓浜絣保存会が管理されており、その中の手織工房藍慈彩(あじさい)が、この施設で活動されています。
昔ながらの絣織や、古くなった布を裂いて織り込む「裂き織り」の技法で、バックなどを作り、年に一度、米子高島屋で販売されています。

現在24名の会員が、地域の伝統文化を受け継ぎ、活動されています。



弓浜絣保存会では、会員を募集しています。初心者も大歓迎ということです。
興味のある方は、 弓浜絣保存会(ごとう絣店内) 0859-21-9063 まで



平成26年6月
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左【庭の花々】
良い香りに誘われてみると、庭いっぱいに咲く花々を見つけました!


中【阿部美喜さん】
このお花を育てておられる阿部さんにお話を伺いました。120本で100種類ほどのバラがあるそうです。


右【バラの庭園の中で】
この庭園の手入れを手伝ってくれている大谷さんも交えてステキな空間でお話を伺いました。
元々は薔薇の好きだった旦那さんのために育てておられたそうですが、亡くなられた際に
薔薇を育てるのも止めようとされたそうです。
その時に、旦那さんの介護ヘルパーさんや看護士さんが、『毎年見に来るから頑張って』と言われて、今日に至るそうです。

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左【松本愼介さん】
この地域を案内していただいた松本さん。松本さんはこの地区に住む方々の名前の由来に関しても色々詳しいそうです。


中【どこの○○さん?】
この辺りはアベ、ムラ、ササキと言う苗字が多く、“アベさん”と言ってもどのアベさんか分からないことから、
屋号で呼んでいたそうです。変わったものだと、『アメリカさん』だとか!どんなアメリカさんでしょうか・・?


右【屋号アメリカさん】
アメリカさんこと、武良さんです。武良さんの先々代がアメリカに住んでいたので、この屋号がついたそうです。
現在武良さんは高松神社の総代会長もされているそうですよ。


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左【高松神社】
毎年とんどさんで大注連縄の作り替え行事を行っている高松神社。総代会長の武良さんも一緒に神社へ向かいました。


中【立派な注連縄】
神社で注連縄を拝見しました。とても大きくて立派な注連縄でした!この注連縄を一日で、地域の皆さんで
作るそうです。地域の連携にも重要な役割を果たす行事なんですね。


右【とんどさんの行事】
毎年とんどさんでは神輿が出るそうで、その神輿を商売をしている場所や、新築の家には神輿を屋内において
祝いをするそうです。この神輿は昨年の秋に修繕されたそうで、現在では修繕できる場所も減っているそうで、
今回の修繕は出雲の職人さんに依頼されたそうです。
修繕をされた方曰く、この神輿の作りは明治時代初期か江戸時代のものだとか。地域の宝として守って欲しいですね。


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左【佐々木さん】
商店の店主、佐々木さん。この佐々木さんの祖父の弟さんが、カナダで柔道を広めた方なんだとか!


右【写真】
佐々木さんが貴重な写真を見せてくれました。講道館の創始者『嘉納治五郎』さんと、佐々木さんの祖父の弟の
佐々木繁孝さんを写した写真です。


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左・右【安達京治さん・作品】
昆虫の竹細工作りをされているとの事で訪ねてきました。とても細かな作業でカマキリの脚は作られていました。
これからも色々な作品を作って欲しいですね。


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左【高松の昔を語る会】
高松会館に多くの方が集まっていました。お話を聞いてみると、高松の昔を語る会で集まっておられるとか。
この会は毎月1回行われていて、今年で7年目だそうです。


中【高松の歴史本】
これまでの調べた高松の歴史を1冊にまとめた本です。高松町の全世帯に配られるそうです。


右【笛の音】
この会館の中にも笛の名手が居られたので演奏していただきました。


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左・右【井上さん・ネギ】
農作業中の井上さんにお話を伺いました。このネギは年末に収穫するネギだそうで、この時期は夏ネギと冬ネギの
端境期だそうです。よく見かけるネギ坊主は種用ではなく、とり損ねたものなんだとか!種は買ってくるそうです。


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左【阿部さん夫妻】
2009年に中海テレビの番組『ゆく年くる年』でお世話になった、阿部さんのお宅を訪ねてみました。


右【全日本チャンピオン】
なんと、奥様は2011年のボディービルダーの全日本大会でチャンピオンになられ、この写真はその大会時のものだ
そうです!すごいですね!!


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左・中・右【趣味を満喫】
旦那さんは、今年退職をしてからは、離れの2階を工房で色々な作品を作っておられました。
ネイティブアメリカン風のカバンやアクセサリー、ベルトなど様々なモノを作られているようで、毎年奥様には
手作りのプレゼントを欠かさないんだとか!いつまでも仲良く元気にすごして欲しいですね!


平成17年9月



左【中浜】
佐斐神・幸神・財の木・小篠津・麦垣・三軒家の七つの町があり、およそ6000人の人々が暮らしています。

中【米子空港】
佐斐神町にある米子空港は旧日本海軍航空隊の飛行場として、昭和18年に開設され、現在は防衛庁が設置・管理する共用飛行場となっています。

右【航空自衛隊美保基地 広報館】
館内には旧日本海軍航空隊時代から現在に至るまでの貴重な資料や写真が600点も展示されています。



左【わたしたちのまちの20世紀】
中浜地域史編纂委員会によって、平成13年に発刊されたもので、中浜地区の歴史や文化などが
詳しく紹介されています。

中【才の木(黒松)】
才の木は村の入り口や、道の分岐点にあって、古くから庶民親交の神木として大事にされてきました。
財の木町の地名の起源につながるこの松の木は、「ポンポ松」とも呼ばれ、平成4年に境港市の文化財に指定されました。


才の木の前を南北に通るこの道は、境往来または外浜往来と呼ばれ、江戸時代以降、米子城下と境港を結ぶ大切な交通路でした



左【弓浜がすり伝承館】
こちらの展示室では綿花から絣の製品が出来上がるまでの工程や、昔使用されていた道具を見ることができます。
 弓浜がすりはこの地域の特産品として見直され、昭和50年には国の伝統産業工芸品に指定されました。

中【誠道公民館】
昭和60年開催の「わかとり国体」前に一般公募で町の木(楠)や町の花(マリーゴールド)、誠道音頭踊り、誠道音頭太鼓をつくり、誠道町章もつくりました。

右【誠道町章】
市という単位での市章などはよく見られますが、町の単位での町章は珍しいということでした。