天津地区

そぞろ
令和4年1月 南部町天津地区


令和4年1月 令和4年1月

【合同会社清水川】
前回お邪魔したのは、2015年。
大国主命が生き返ったといわれる清水井に案内してくださった大塚さんと再会しました。

大国主命を蘇らせた水を使った古代米の栽培を行っておられます。
地域の人たちで合同会社を立ち上げられたそうです。

その古代米を使ったお酒をつくられたとのことです。



黒米の色素でロゼワインのような自然の色に仕上がりました と話してくださいました。



お酒造りに取り組んだのは8年前、
第1号は、大阪 河内長野市で作られました。

お客様の「なぜ大阪?」という声をうけ、古代米からお酒をつくっている出雲大社近く平田にある、酒持田本店さんで作ることになりました。



【きさがい姫とうむぎ姫】
大国主命の治療に従事した二人の姫をモチーフに、
出雲大社までの道すがらにある、大国主命を蘇らせたとされる清水井の水を使って栽培された古代米のお酒です。



僕も試飲させていただきました。
まろやかで、すっきりさわやか!

米子空港や米子駅で販売されているそうです。

令和4年1月

作成したチラシには、地域の方々は、下の名前で書かれており、
お話を伺った庄倉さんはみほちゃん!
実は社長さんなんです!

地区のみんなが集まって何かをすることは、励みになる と話してくださいました。


令和4年1月 令和4年1月

【ALLUMER(アリュメール)】
フランス語で「焚きつける」を意味するそうです。
本店は埼玉県で、全国に8店舗あるそうです。

友人が薪ストーブを購入、「あたりにおいで!」と誘われたのがきっかけで、
とりこになったそうです。
2021年オープン

もともと大工さんで 工事もやりながらお店を経営されています。

令和4年1月

イギリスのハンター社製ストーブが人気だそうです。
ヨーロッパの環境基準にも適応しており、頑丈でシンプル。

進化しており、煙も滞留させて材料として使用、煙がほとんど出ないそうです。
現在は借りている店舗ですが、今年新店舗をオープン予定とのことです。


令和4年1月 令和4年1月

【福田正八幡宮】
地域の歴史に詳しい方にお話をうかがいました。
鎌倉時代、源頼朝がつくらせた八幡宮の1つ、

尼子経久(あまごつねひさ)が、伯耆を焼き尽くしたため、焼失。
その後、吉川広家により再建
米子城が敵に襲われた時、逃げ込む場所として建てられました。
高台にある、城塞造り、守りの城です。



歴史のある常夜灯は、周辺が港だったころ、灯台の役目を果たしていました。

令和4年1月

天津田んぼは、昔、海だった、イチョウのあたりが港だったそうです。
たたら場の土砂が流れ、平地になった場所、縄文時代から人が住んでいたと言われています。


令和4年1月

【おちらと庵 さえき】
月替で作品展を開催されています。
1月は、ノームの糸車さん 今年の干支 トラにまつわる作品を展示します。
3年連続とのことで、恒例になっています。



作品の展示に使用する額は、ご主人の手作り。
赴くままに作っているという1点もの、

令和4年1月

古民具の再生や金継ぎ教室などもされているそうですよ。

令和4年1月

おちらととは、ゆっくりと の意味 くつろいでほしいと話してくださいました。
居心地がよいので、つい長居してしまいそうです。

この日は「ドルチェクレープカスタードケーキ」を頂きました。
この空間で食べるから、より美味しく感じます。

現在は時短営業中 ランチは予約制とのことです。(2022年1月現在)


令和4年1月 令和4年1月

【DOLLEYS(ドリーズ)】
革製品のお店です。
この場所では5年前くらいから、下請けの仕事をされていたそうです。(2022年1月現在)
2021年3月末からお店を始められました。
10年程前、米子でお店をしておられたそうですが、自分のブランドで売り出したくなったのを機にお店をはじめられたそうです。

令和4年1月

財布やキーケースは、ポケットの追加など、カスタムオーダーも対応可能。
キャンプを行う人のナイフの鞘など、フルオーダーにも対応しています とのこと。

日本にもいい革はありますが、自分の好みに近い、イタリアやイギリス、アメリカなど海外の革を使って製作されています。
人気があるのは、ベルのかたちのキーケース

革は、使えば使うほど色合いや風合いが変わる。味わいがでてくると愛着がわく と話してくださいました。
お客さんと話をしながら、作っておられるそうです。

東京から来られるお客さんもいらっしゃるそうです。お店は街中でなければならないことはありませんね。



平成27年9月放送
2015.9

南部町の北部に位置する天津地区。母塚山や、豊かな田園地区が広がる地域です。


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左【赤井さん】
畑で作業をされて休憩中の方を見かけたので話を伺いました。
「畑仕事は面白い」と、とてもいい笑顔で答えてくれました(^^)
そんな赤井さん、なんと大正15年生まれの“90歳!”お元気ですね!

中【畑】
赤井さんが丹精込めて作っていた大豆。イノシシにみんな食べられて、荒らされてしまったそうです。

それでも懲りずに毎年楽しい畑仕事を続けておられるそうです。この畑仕事が元気の秘訣だそうですよ♪

右【背負子】
赤井さん手作りの背負子です。本人曰くは何十年と使っている!とのこと。頑丈に作ったんですねぇ。

 

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左【大塚さん】
この辺りの歴史に詳しい大塚さんを尋ね、この周辺を案内していただきました。

中・右【清水井】
古事記の再生神話の舞台。
この地で兄弟達の策略で、火で焼いた真っ赤な大岩に潰されて命を落とした大国主(おおくにぬし)
その母(刺国若比売-サシクニワカヒメ-)が高天原で天の神に命を乞うたところ、
赤貝の神(キサガヒヒメ)が貝殻で岩から大国主の体をはがし、ハマグリの神(ウムギヒメ)の
母乳とこの清水井の水で練った薬を大国主の体に塗ったところ、大国主は息を吹き返したのだそうです。
そして、一度も枯れることなく沸き続けているそうです。


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左・右【清水川神社】
もうひとつの再生神話の場所に案内していただきました。
この神社は大国主命を蘇生した赤貝の神(キサガヒヒメ)とハマグリの神(ウムギヒメ)を祀った神社だそうです。
この二神を、祀っているのはここと、出雲大社内だけなんだそうです。
また、神社の境内には『大国主命蘇生復活の地』の石碑がありました。


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左【看板】
再生神話に関する場所にもう一箇所連れて来ていただきました。道案内の看板には、
『本物と言われている清水川の赤猪岩』とありました。どういうことでしょうか?

中・右【道中/赤子岩】
赤猪岩のある場所まで向かっているところです。木々が鬱蒼としていますね!
清水川集落では昔から、この赤子岩が大国主を焼き殺した岩だと語り継がれているそうです。
この岩には大国主が岩を受け止めた際に出来た頬のくぼみがあると云われています。


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左・右【建物/看板】
のどかな田んぼ道を歩いていると、2階建ての建物が。お店でしょうか?
看板が出ていました。「庭の林の森の」お店のようですね。


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左・右【店内/前田さん】
店内にはたくさんの植物が置かれていましたよ。前田さんにお話を伺いました。
お店は昨年の5月にオープンしたそうです。この建物は、倉吉にあった蔵を移築して建てたそうです。
今後は、植物の魅力や楽しさを伝えるイベント等を計画されているそうです(^^)


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左【野口さん】
前回この地区をそぞろ歩きした時にお世話になった方に会いに来ました。

中・右【大太鼓】
以前も見せていただいた大太鼓をまた見せていただきました。
「やっぱり大きいなぁ!」直径は2m。音を出してみました!ビリビリとした迫力ある音が出ましたよ!

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左・右【佐伯さん・胴部分】
この大太鼓を組み立てた佐伯さんです。大太鼓は、革の部分が2枚有っただけで太鼓にはなっていなかった
そうで、佐伯さんが胴の部分を作り現在の太鼓の形に仕上げたんだそうです。
佐伯さんが61歳の時にこの太鼓を作ったということは、現在90歳!お元気ですね(^^)


2015.9
左【清水谷のふろや】
もう一箇所古事記にまつわる場所があると伺って、行ってみました。
母親神の伊邪那美は、最後に「火の神」を生んで焼死され、出雲国と伯伎国との境の比婆山(ひばやま)に葬りました。
これを「母親山」と呼んだ=この山が現在の「母塚山」であると伝えられています。
母親神の伊邪那美を葬った八百萬(やおよろず)の神々がけがれを祓うみそぎをされたのがここ「ふろや」の泉水であり、この谷を「清水谷」といいます。地域の皆さんで綺麗に保っておられるそうです。